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携帯電話がなかったころのドキドキ感について

今は携帯電話は欠かせないが、私の学生の頃はそのような物はなく誰と電話をするにも家の固定電話だった。電話を家族の誰かが使っている時は外の公衆電話まで行き、そこから相手に電話をしたのだ。彼氏からの電話も家にかかってくるので、親に出られないようにと電話の前で待機をしていたこともあったが、そのような時に限って彼氏から電話がかかってこないということもあった。私の家の固定電話は、家族が集まることの多い茶の間にあったので、いつ彼氏から電話がかかってくるのかと毎日ドキドキしていた。


親がいる茶の間で電話で話すという事は、相手と話している内容も全部聞かれてしまっているということである。そんな時に彼氏や男友達と電話で話しをしていると、親は静かに聞き耳を立てて聞いているものである。私も親の立場だったら同じように聞いていたと思うのだ。携帯電話が生まれた時からあった今の若い人たちには、このスリル満点のドキドキ感は味わったことがないだろう。また、寒い中公衆電話がある場所まで行き、長い列に並んで電話待ちをしたことがとても懐かしく感じる。